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【こうして進む物忘れ・第5回】ケアマネジャーは最強の味方!チームになって大切な人を支える「上手な付き合い方と伝え方」

|介護コラム
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「相性」だけで終わらせない。ケアマネジャーと良いチームを作るコツ


こんにちは。「えらべる介護」の藤本です。 前回は、認知症の診断が出た後にまず動くべきステップ(地域包括支援センターへの相談や要介護認定の申請)と、利用できるようになるサービスの種類についてお話ししました。 申請が進むと、いよいよ実際の介護プランを立ててくれる「ケアマネジャー(介護支援専門員)」が決まります。 よく巷では「相性の良いケアマネジャーを選びましょう」と言われますが、現場にいる私から見ると、ケアマネジャーの皆さんは本当にどの方も一生懸命、親身になって動いてくださっています。 以前のコラムでもお話しした通り、介護はやっぱり「人と人」です。今回は、単なる相性で終わらせず、大切な親御さんのために「みんなで力を合わせる最強のチーム」になるための、上手な付き合い方と伝え方のコツをお話しします。

もくじ

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【導入文】 こんにちは。「えらべる介護」の藤本です。 前回は、認知症の診断が出た後にまず動くべきステップ(地域包括支援センターへの相談や要介護認定の申請)と、利用できるようになるサービスの種類についてお話ししました。

申請が進むと、いよいよ実際の介護プランを立ててくれる「ケアマネジャー(介護支援専門員)」が決まります。

よく巷では「相性の良いケアマネジャーを選びましょう」と言われますが、現場にいる私から見ると、ケアマネジャーの皆さんは本当にどの方も一生懸命、親身になって動いてくださっています。

以前のコラムでもお話しした通り、介護はやっぱり「人と人」です。今回は、単なる相性で終わらせず、大切な親御さんのために「みんなで力を合わせる最強のチーム」になるための、上手な付き合い方と伝え方のコツをお話しします。

■ 本文

■ コツ①:家族の「困りごと」と「本人の尊厳」をセットで伝える

ケアマネジャーは多くの担当を抱えながら、日々懸命に走り回っています。そんな彼らに、家族の状況を正しく理解してもらい、最適なプランを作ってもらうためには「伝え方」に少しだけ工夫が必要です。

単に「物忘れがひどくて大変なんです」と伝えるだけでなく、以下のように伝えてみてください。

  • 「何に困っているか」を具体的に伝える 「レンジの温め忘れが増えて火事が心配」「夜中に何度も起きてしまって、私が寝不足で倒れそう」など、具体的なエピソードを伝えると、ケアマネジャーも「では、このサービスを入れましょう」と動きやすくなります。

  • 「本人が大切にしたいプライド」も一緒に伝える 「母は昔から料理にプライドを持っているので、ヘルパーさんが全部やってしまうと怒るかもしれません」「プライドが高いので、介護という言葉は使わないでほしい」といった本人の性格を共有しておくと、ケアマネジャーも本人の尊厳を傷つけない、配慮の行き届いたプランを立ててくれます。

■ コツ②:要望は「一緒に解決したい」というスタンスで

一生懸命やってくれているケアマネジャーだからこそ、家族から「あれができていない」「もっとこうしてほしい」と要求ばかりをぶつけてしまうと、お互い人間ですから、関係がギクシャクしてしまうこともあります。

何か要望を伝える時は、「大切な人のために、一緒に力を合わせるチーム」という意識を持ってみてください。

「いつも母のために一生懸命動いてくださり、本当にありがとうございます。実は最近、こんな変化があって心配しているのですが、何か良い工夫やサービスはないでしょうか?」

このように「いつも感謝していること」をベースに、「一緒に考えてほしい」というスタンスで相談されると、ケアマネジャーも「よし、もっと力になろう!」と、さらに熱意を持って動いてくれるようになります。

■ 介護保険だけで賄いきれない時は「自費サービス」や「地域資源」の活用を

プロとチームを組んでいく中で、知っておいていただきたい現実があります。それは、「介護保険だけで全ての困りごとを賄いきれない時がある」ということです。

実は今、介護業界全体で「ヘルパー不足」がとても深刻になっています。制度上のルールによって「保険ではこれは対応できません」と断られてしまったり、希望の時間にヘルパーさんが見つからなかったりすることも珍しくありません。

だからこそ、介護保険の枠にとらわれず、「自費サービス」や「地域資源」を上手に取り入れることをぜひ検討していただきたいのです。

今はさまざまな民間の自費サービスが登場しています。また、お住まいの地域によっては、地元の商店街が近くの家まで商品を配達してくれるなど、介護保険制度以外の温かい「地域資源」がたくさん眠っています。これらをケアマネジャーとも共有し、パズルのようにうまく組み合わせていくことが、これからの在宅介護をスムーズにする大きな鍵になります。

■ 役割はあるけれど、目指すゴールは同じ

介護に関わるプロ(ケアマネジャー、ヘルパー、デイサービスのスタッフ、そして民間の自費サービス)には、それぞれ役割の違いや、できること・できないことがあります。

しかし、全員が「大切な親御さんが、これからも安心してその人らしく暮らせるように、そしてご家族の笑顔を守るために」という同じゴールを目指して動いている仲間です。

家族だけで抱え込む必要はまったくありません。頼れるプロの手を借りながら、みんなで一つのチームになって、一歩ずつ進んでいきましょう。

私たち「えらべる介護」のWEBサイトでも、皆さまの選択肢が広がるよう、こうした便利な自費サービス事業所の情報を随時掲載しておりますので、ぜひお気軽にサイト内を検索してご活用くださいね。

「こうして進む物忘れ」シリーズは今回で一度区切りとなりますが、次回からはまた新たなテーマとして、在宅介護を支える具体的な便利グッズや、福祉用具の賢い選び方についてご紹介していきます。

この記事を書いた人

藤本 千鶴子

保有資格:介護福祉士/福祉用具専門相談員/両立支援コーディネーター

藤本 千鶴子 | 『えらべる介護』代表 / 訪問介護現役サービス提供責任者 現役のサービス提供責任者として、日々多くのご家庭を訪ね、介護の最前線で利用者様やご家族に寄り添い続けている。 現場で直面してきたのは、制度の狭間で悩むご家族の姿や、「もっと早く知っていれば」という切実な声。それらを一つでも減らし、誰もが納得して道を選べる社会をつくりたいという想いから、ポータルサイト『えらべる介護』を設立。 「人の手によるぬくもり」と「福祉用具という確かな技術」。その両方を上手に活用することで、利用者様が「その人らしく日常を過ごすこと」を支える介護の重要性を発信している。家族が一人で抱え込まず、プロの力と道具の力を借りながら、誰もが明日へのゆとりを持てる仕組みづくりに奔走中。

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