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外出時における排泄の悩みや不安… 「軽失禁パッド」や「紙パンツ」などで対策を。

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外出時における排泄の悩みや不安… 「軽失禁パッド」や「紙パンツ」などで対策を。

トイレの不安で外出を諦めないために。あなたを支えるケア用品の選び方


トイレが近く感じる。さっきトイレに行ったのにまた行きたい感じがして 下着を汚さないか心配になったり、実際に少し汚してしまったり、 あるいはトイレが間に合わずに失敗してしまった事がある…などなど 排泄に関するお悩みごとって、なかなか相談しづらいですよね。 トイレに不安があると、ちょっとした外出でも心配になり、 ついつい行動範囲が狭くなりがちに… 家にばかりいると気持ちが滅入ってきてしまうため たまには外出を楽しんで、気持ちをリフレッシュさせることも大切です。 外出したいけれども“漏れが心配”という方のために 今回、外出時のお悩みをサポートしてくれる用品をご紹介します。

「ちょっとした不安」には軽失禁パッドがおすすめ

さっき行ったばかりなのにまたトイレに行きたくなる。

なんとなくすっきりしなくて1回のトイレが長くなってしまう。

ちょっと下着が汚れている気が…こうした不安がある方には

自分の下着に着けて使える「軽失禁パッドがおすすめです。

初めてなら「吸収量100㏄〜250㏄」を目安に

今では各メーカー様々な種類があり、どれを選べばいいか迷うほど。

選び方としては、吸収量が一つの目安となります。

少ない吸収量では50㏄位のものから、多い吸収量は400㏄前後のものまでありますが

初めて使用する場合、100㏄前後~250㏄前後のものが使いやすいでしょう。

男性・女性それぞれの専用タイプで快適に

男性用、女性用とあり、吸収量以外にも消臭タイプや

少し汚れてもパッド表面がサラサラしているタイプなどもありお好みで選べます。

吸収量は、不安だからと多いものを選んでも、そこまで汚れていなければもったいないですし、

逆に吸収量に対して少ないものを選んでしまった場合、

交換頻度が上がり、かえって手間に感じることに。

「軽失禁パッド」を選ぶ際は、吸収量の少ないものと多いものと両方試して

どちらが使いやすいか選んでみると良いでしょう。

 長時間の外出や「もしも」の時に心強い紙パンツ

軽失禁パッドでは吸収量が足りず、下着だけではなく、ズボンまで汚してしまいそう…

そんな心配がある時は「紙パンツ」の出番です。

自分の下着を活用する軽失禁パッドに対して、紙パンツはパンツタイプのおむつ。

“自分でトイレに行けるけれど間に合わない事が増えてきた”という方はお試しください。

動きやすさ重視なら「薄型スリムタイプ」

紙パンツにも、吸収量の少ないものと多いものがあり、

洋服に響かない薄型タイプから“一晩中1枚で安心”といった吸収量の多いものまであります。

動きやすさやお洒落に気を配るなら薄型スリムタイプ。

旅行や就寝時に安心な「高吸収タイプ」

旅行やハイキングなど活動的な場面や、お洒落して外出を楽しむ際などにおすすめです。

1枚でたくさん吸収してくれる紙パンツは、

こちらは就寝時や、長時間の移動などの際におすすめです。

サイズ選びに迷ったらメーカーや店頭で確認を

素材は柔らかく履きやすいものが多く、どのメーカーの商品もおすすめです。

ただし、洋服と一緒でSなどのサイズ感はメーカーによって多少変わる可能性もあるので

サイズ感を知りたいときは、そのメーカーに問い合わせてみると良いでしょう。

ドラッグストアなどではサイズがわかりやすいようにサンプルを展示している場合もあります。

紙パンツはSSサイズやジュニアサイズ~3L、4Lまで比較的サイズが豊富なので、

ぜひ今の自分に合ったものを探して、トイレの不安を軽減してください。

ちなみに紙パンツには男性用・女性用はなく男女兼用。

消臭機能やお肌にやさしいなど様々な機能の商品があるので

自分の好みに合った商品をお選びください。

介助が必要な場面で活躍するテープタイプ

正しいサイズ選びが「隙間漏れ」を防ぐコツ

これまで紹介した「軽失禁パッド」や「紙パンツ」は、ご自分でトイレに行ける方に向けた用品と言えますが、

歩行が難しくなったときや、トイレでの座位姿勢の保持が難しくなってきたときにお使いいただく物として、

脚を通さずにつけられる「テープタイプ」があります。

こちらも吸収量が少ないものから多いものまであります。

「テープタイプ」の形やつくりなどは各メーカーほぼ一緒ですが、サイズ感は多少違いがあります。

どうしても大きいサイズを選びたくなりがちですが

大きすぎると隙間ができて漏れやすくなるため

サイズがあまりにも合っていない物は避けるようにしましょう。

賢く使い分ける!「パッド」との併用で手間とコストを削減

交換の負担を減らすパッド併用のメリット

紙パンツやテープタイプを使用する際は、「パッド」との併用もおすすめです。

毎回紙パンツやテープタイプを交換するとなると、その度にズボンを脱がなければなりません。

そんな時パッドを併用しておけば、パッドを交換するだけで済みますし、

紙パンツやテープタイプ代の節約にもなります。

「パッド」も吸収量が少ないものから多いものまであり、

軽失禁パッド同様、お肌にやさしい、サラサラ感が続くなどの特徴があります。

状況に合わせた吸収量の選び方

使う方の状態に合わせるだけでなく、交換する頻度や場面を考えて

例えば1日に何回も交換しないのであれば、吸収量が多くお肌にやさしいタイプのパッドを、

割とよく交換するのであればそこまで吸収量が多いものでなくても大丈夫です。

ただし、交換の度にパッドだけでなく、紙パンツやテープタイプのおむつまで汚れてしまうようであれば、

今よりもう少し吸収量のあるパッドを使ったほうが手間も省けて

毎回パッドを交換するよりお得になります。

使用される方の状況や使用頻度に合わせてお選びください。

知っておきたい「おむつ給付制度」と「ゴミ出し」のルール

自治体の窓口や地域包括支援センターへ相談しよう

おむつは基本自己負担になります。お住いの自治体によってはおむつ給付等が実施されている場合もあります。

詳細に関してはお住いの地域の包括センターか市町村の相談窓口にお問い合わせください。

 使用済みおむつの処分方法は自治体ごとに確認を

また、ゴミの問題もよく聞かれます。

基本的にはご家庭から出たゴミは「燃えるゴミ」で処分される自治体が多いようですが、

なかには「おむつのゴミ袋」で回収される自治体もあるので、詳細はお住いの自治体窓口にお問い合わせください。

まとめ

「軽失禁パッド」か、それとも「紙パンツ」や「テープタイプ」か、あるいは「パッド」を併用するか、

まずは用品としてどれを選ぶか。そして、その用品も各メーカー様々な種類があるので

サイズ感、価格、付随する機能を確認して自分に必要なものを選ぶようにしましょう。


この記事を書いた人

藤本 千鶴子

保有資格:介護福祉士/福祉用具専門相談員/両立支援コーディネーター

藤本 千鶴子 | 『えらべる介護』代表 / 訪問介護現役サービス提供責任者 現役のサービス提供責任者として、日々多くのご家庭を訪ね、介護の最前線で利用者様やご家族に寄り添い続けている。 現場で直面してきたのは、制度の狭間で悩むご家族の姿や、「もっと早く知っていれば」という切実な声。それらを一つでも減らし、誰もが納得して道を選べる社会をつくりたいという想いから、ポータルサイト『えらべる介護』を設立。 「人の手によるぬくもり」と「福祉用具という確かな技術」。その両方を上手に活用することで、利用者様が「その人らしく日常を過ごすこと」を支える介護の重要性を発信している。家族が一人で抱え込まず、プロの力と道具の力を借りながら、誰もが明日へのゆとりを持てる仕組みづくりに奔走中。

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